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数学ガールから学ぶ 【概念と友達になる】 遊び的学習方法のすすめ

本記事のイシュー

 

新しい概念を学ぶとき、どうすれば分かりやすくイメージできるか

 

 

 

 

新しい概念と出会った時、あなたはどう学ぼうとするでしょうか?

 

私は、何か新しい対象に出会った時、「なんとかもっとこいつと楽しめないかな〜」と、日頃から感じていた。これが私の学習の一歩なのだ。けれど、その「感覚」をきちんと言語化してはいなかった。

 

数学ガール」という本を読んでいて、こんな表現に出会う。

 

「〇〇とお友達になる」

 

この〇〇には、数学ガールなので、様々な数学概念が入る。

 

この「友達になる」という表現は、なんだかとてもしっくりときた。私が求める感覚の理想を、表してくれているような気がした。結果として、概念と付き合う方法をより自覚できたように思う。

 

今回は、この「友達」という言葉の響きと、学習する際の態度について考えてみたい。記事を読み終えると、楽しく学習することのヒントになるはずだ。

 

 

 

 

シリーズの中でも、とくにこの一冊を読み込んだ。本当に勉強できる本。

数学ガール/ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3)

数学ガール/ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3)

 

 

 

 


友達という言葉の響き

 

友達という言葉からは、こんなことを連想してしまう。

 

仲良くなる
ふざけあう
からかう
喧嘩する
助け合う
笑いあう
遊びあう

 

友達という言葉は、とにかくとてもイメージしやすい。上に挙げたように、たくさんの意味を含む。小学生だって、友達という言葉をよく使い、よくイメージできる。人にとって、とても身近な言葉だからなのだろう。

 

 

 

一方、数学概念はことごとくイメージしにくい。だから、友達になるという言葉を使うことで、イメージがしやすくなる。

 

とても、とっつきやすくなる。

 

「〇〇とお友達になる」という感覚が、数学ガールという本全体に溢れている。だから、この本は世間に受け入れられているのだろう。

 

 

 

 

学習の一歩

 

数学だけではない。

 

何か新しい概念に出会った時のことを考えて欲しい。そこでは、この「友達」という感覚、態度はとても有効なのではないだろうか。

 

学習という行いすべてに応用できる。こういった働きかけを、新しく学ぶ対象に行う。そうすれば、様々な角度からその概念に迫ることができる。

 

まさに、言葉通り、その概念と、仲良くなったり、ふざけあったり、笑いあったり、遊びあったりできるのではないだろうか?

 

それができたならば、その概念はあなたにとても馴染んでいる。どんどん身近な存在になっていく。つまり、学習が進んだということだ。

 

 

 

 

凄い人たちの考え

 「凄いやつら」から、ヒントを貰ってみる。

 

松岡正剛らの編集工学的な読み替えでもないだろうか?友達という言い方は、「遊び」を喚起する。

 

・概念と友達になるとは、コミュニケーション豊かな様子でもあり情緒に溢れている。数学者 岡潔も、「数学とは情緒である」と述べている。

 

・友達という概念は、圧倒的にイメージしやすい。「臨場感が強いものが人にとっての現実だ」という機能脳科学苫米地英人の言葉も浮かぶ

 

 

 

 

 

関連記事

これらヒントを得て、皆さんはどう感じるだろうか?

 

私は、今後もっと、概念たちと遊ぶことができるような気がしている。たくさんの友達を作っていきたい!!

 

学習することの意味、楽しさ、真の教養については、次の記事で考えている。

 

教養=自分がわかること、と私は定義したい。

interaction.hatenadiary.jp

 

 

 

上に凄い人の考えを列挙したが、私が思う最高の学習方法は「凄い人」に感染するというものだ。私自身、凄い人の生き様によって、圧倒的に自分を成長させられた。ぜひ、次の記事を読んでみて欲しい。

interaction.hatenadiary.jp

 

 

 

 

追記

本記事が誰かの自由につながったのなら、とてもうれしい。