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アニメ どろろ 最終回 24話 【感想・ネタバレ】 百鬼丸はどんな道を進むのか?

記事の内容

ついに最終回を迎えたアニメ「どろろ」。

 

今回の記事では、最終回の感想、ネタバレをまとめていきます。

 

ネタバレになってしまうので、みていない方は注意です!

 

百鬼丸どろろの物語の行方とは??

 

 

 

 

 

 

百鬼丸は鬼神になってしまうのか?

 

弟である多宝丸との戦いが続く。お互いに敵意をむき出して、激しくぶつかり合う。

 

しかし、戦う中、百鬼丸はこれまで出会ってきた人間たちの幻影を見る。多宝丸を殺すチャンスがあったにも関わらず、彼は弟の命を取らなかった。

 

わからない…ただ…同じだ。お前も。お前は…人だ

 

 

さっきまでお互いに激しく怒っていた2人の心はどんどん落ちついていく。

 

命を取られなかったことに感染し、多宝丸もやっと正気を取り戻す。鬼神に言われるがまま、兄の目と一体化していた多宝丸。彼は、正気に戻り、兄に目を返そうとする。

 

その過程で、最後の鬼神が登場するが、あっさりと百鬼丸に倒される。

 

それでようやく、すべての身体が百鬼丸に戻ることになる。目を取り戻した百鬼丸

 

炎に包まれる中、彼は初めて自分の母親の顔を目にする。

 

さらに、自分の育ての親である寿海から、最後のメッセージをもらう。

 

よいか百鬼丸。生きろ。その血にまみれた身体に、鬼ではなく人を宿せ

 

 

  

百鬼丸は、母、弟、育ての親を炎の中に残しつつ、なんとか炎から逃げる。

 

 

 

 

 

 

百鬼丸と父親

 

城が焼け、全てを失った醍醐景光

 

彼はすべての始まりである地獄堂にいた。そこにやってくる百鬼丸

 

そこで、百鬼丸は自分の決意を語る。

 

もう殺さない。人の道を行く、と。

 

俺は人だ。あんたも鬼神になるな。人として…生きろ

 

 

 

自分の命をいいように利用した父親のことも、彼は許したのだ。

 

その様を目にし、父親は後悔のような回想をする。百鬼丸をこの国の領主として育てていたなら、どうなっていただろうか...と。

 

彼は、はっきりとは自らの心情を述べはしなかった。そのまま、戦での傷により、彼は息絶えることになる。

 

とうに、百鬼丸はその場を去っていた。

 

 

 

 

 

百鬼丸どろろ

 

全てを取り戻し、人の道を行くと決めた百鬼丸

 

鬼神へと至ってしまうような過去の自分との決別だ。自分をどん底へと追いやった憎き存在ですら、彼は許したのだ。これは、圧倒的な成長だと思う。

 

彼は文字通り、新しく生まれ変わった。ここからやっと、人としての人生がスタートする。

 

百鬼丸は人生をスタートさせるために、旅に出る。どろろを置いて。

 

どろろ本人も百鬼丸と別れたとしても、新しい目標ができている。その目標のために、どろろも進んでいく。

 

また百鬼丸が鬼神の道へと進んでいくかもしれない、という危惧に対し、どろろは断言する。「アニキなら大丈夫だ」と。

 

近い未来にまた、どろろと百鬼丸が再開することを示唆して、このアニメは終わる。

 

これが未来の成長したであろう百鬼丸の姿だ。(イケメンすぎぃ!)

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アニメ どろろ 24話より

 

 

 

百鬼丸の姿を追いかけるどろろの姿は、少女だ。目元が子供時代のどろろに似ている。

 

いくつかのエピソードで示唆されたように、どろろは女だったのだ。成長したどろろは、未来の百鬼丸とどうなっていくのだろうか。

 

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アニメ どろろ 24話より

 

 

希望のある終わり方だった。2クール分を使い、時間をかけて各キャラの深掘りができていたのが良かった。

 

 

 

 

琵琶丸という存在

 

この琵琶丸という存在の描き方が良かったと思う。

 

最後まで正体は分からない。しかし、百鬼丸どろろの良きガイド役になってくれた。

 

完全な善人でも悪人でもない。そして、人生という大きな流れをよく知っている男。彼が背負っている運命が醸し出されるような描き方だった。キャラに味が出ていた。

 

 

 

 

 

 

総括

 

全体として、とても楽しめたアニメだった。アニメーションの質も高いし、物語の重さもあった。

 

アクションよりも、人の心の動きをもっと丁寧に描いて欲しかった。最終回もアクションシーンは多かったが、百鬼丸どろろの2人の関係をさらに深掘りしてほしかった。

 

このどろろという物語は、原作では未完である。

 

このアニメ作品としてどのような着地点をもたらすのか、それを描くために2人の関係を丁寧に描いて欲しかった。

 

あまり描きすぎず、今後の2人の未来に期待するという終わり方だった。これはこれで、いい終わり方だったと思う。

 

 

 

 

 

 

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