好きをブチ抜く

「好き」をブチ抜く

本、映画、科学、哲学、心理、すごい人の考え方など。あらゆる情報を編集したい。

「読書の偏り」みんなが同じ本を読んでいる!?

みんなが同じ本を読んでいる違和感

 

「なんかみんな似たような本読んでるな」

 

他人のツイッターやブログを見ていて思いました。最近このように感じることが増えてきた。

 

みなさんは、この状況を違和感に思うでしょうか?

 

あれ、これでいいのかな...と私は感じてしまいます。

 

今回の記事では、この現状を分析してみたいと思います。

 

記事を読み終えると、この違和感を少しは整理できるはずです。

「なぜ人と同じ本を読んでしまうのか」

「自由な読書とは」

これらテーマを考えたいと思います。

 

 

f:id:asc_meta:20181027191151j:plain

いろんな本を読みたいですね〜

 

 

 

どんな本が読まれているのか

話題になっているビジネス書が多いと思う。

 

お金や仕事に直結している内容の本だからだろうか。

 

ビジネスというフィールドは、テーマも絞りやすいし、読み手も多い。需要が安定して多い分野なのだろう。だから、話題になる本が生まれやすい。

 

様々な本のジャンルがある中で、ビジネスという分野ほど求められるテーマが近いものは少ない。そこで、話題の本なら読んでおくべきか、と思ってしまうのが普通の社会人の感覚なのだろう。周りの優秀な人材たちに、この本いいよ、この本話題だよ、とすすめられることも多いのかもしれない。

 

そして、ビジネスマンには一般的に時間がない。「簡単に読めて、すぐに役にたつ」と思われるような本が好まれるのは当然だ。その結果、あるジャンルのある本が、多くの人の人気を集める。

 

そして、向上心の高いビジネスマンほど、読んだ内容をアウトプットしている。だから、そうした表に出てくる情報を私は目にすることが多いのだろう。

 

 

 

私自身のバイアス

注意しておきたいことがある。

 

あくまでも私の視点から見た印象だということだ。情報をアウトプットしているツイッターやブログなどを見ていて、「なんだか同じような本が多いなあ」と感じていたのは、私の主観だ。

 

「皆同じ本を読んでいるように見える」これは、私が最近情報を得ている場所特有の性質なのかもしれない。つまり、私がそういう場所を見ているからそう感じているにすぎない、ということになる。

 

だからこそ、注意点するべき点はある。

 

それは、もっと主語を大きくしていいのだろうか、ということだ。

たとえば、「日本人は皆同じような本を読んでいる」という主張にしていいのだろうか?

 

こうした拡張には、慎重になるべきだ。この主語の問題を厳密に論じるには、データを分析するしかない。主語はあくまで限定的なものだとして、話を曖昧にしておく。

 

 


日本ではベストセラーが生まれやすい

ニュースの深き欲望 (朝日新書)

ニュースの深き欲望 (朝日新書)

 

この本で紹介されている言葉だ。

 

メディアに踊らされる日本人の危険性について詳しくまとめられている。オウム真理教のドキュメンタリーで有名な森達也さんの本だ。人に合わせてしまうこと、人間の欲望を利用すること、よくよく注意したいと思える本だ。

 

 

日本人は、「みんなが読むから私も読む」と考えやすいらしい。最近の日本でも、これがそのまま当てはまるかどうかは不明だ。けれど、確かに、この傾向はまだまだ観察できる。

 

一般的に有名な作家には偏りがあるし、ベストセラーにも偏りがある。これらは、日本人特有の性質と、もちろん無関係ではないだろう。

 

こうした、人に合わせたがるという性質は、社会が集団化しやすいことに結びつくと危険視されている。実際にこれまでの日本社会では、メディアによって煽られやすかった。日本人は白か黒かに染まりやすい。

 

これは、SNSでもそうだろう。何か話題になるテーマがあれば、賛成か反対かに別れやすい。物事の本来は、白黒に分けられないグラデーションである。その部分を議論しようとする人はまだまだ少ない。

 

「真実も嘘もない。あるのは、個人の解釈だけ」これを実感すべきだ。詳しくは、次の記事で書いている。

 

interaction.hatenadiary.jp

 

ツイッターなどのSNSで、様々な意見を持った人が、意見を言い合う場面も見られる。どんどんこの動きが加速していってほしい。

 

 

日本人の染まりやすさ。

 

これは、意識の高いビジネスマンの読む本が、固まってしまうこと無関係ではないだろう。

 

 

 

 

自由な読書って?

みんなが読むから読むのではなく、私は自分が好きな本を読みまくっている。そうすれば、自分が何が好きなのかどんどんわかってくる。それにともない、「私」がより見えてくる。

 

自由な読書には、自己発見という大きな効果がある。みんなが読むから読む、それだけではとても不自由だ。自由に、自分の欲を持って本に触れたい。そうしなければ、自分の欲というものがわからなくなってしまう。

 

だからこそ、売れてる本を読むのはもちろん大事だが、他人に読まされていないか?という視点は必要なのでは。あなたの人生をもっと自由にしてくれると思う。

 

さらに、そんな本との付き合い方こそ、あなたの教養になるはずだ。

「教養とは、自分のことがより分かることだ」と、わたしは定義したい。

 

interaction.hatenadiary.jp

 

 

 

関連記事

interaction.hatenadiary.j

 

interaction.hatenadiary.jp

interaction.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

まとめ

 

・ビジネス本は、ジャンル的に需要が高い

・ブログやSNSにて発信する人ほど、似たような読書傾向がある

・日本ではベストセラーがうまれやすい

 

 

本ブログが誰かの自由につながったのなら、私は嬉しい。