記事の内容
・幸せに生きるために
・自分のやりたいことを人生でするために
・知識だけでは、なぜダメか
・なぜ利己的ではダメか
これらの基礎づけを、社会学に求めてみたい。
考えさせられる言葉をまとめるので、ぜひ読んでいってほしい。
宮台真司 人を幸せにすることで幸せになれ
話のポイントを引用させてもらう。
・動機付けが大事。真理や正義を知っているだけではダメ。
・大事なのは、「真理よりも内なる光」「知識よりも動機付け」「理にかなっていなくても何かを望む力」
・最終目標を立てられるような経験を積め。
・人間関係の経験がないと、人間関係の中での幸せを識別できない。
・「課題の分離」親の目標を自分の目標だと勘違いするな。親離れすると燃え尽きることになる。
・人間は、利己的な動機よりも「利他的な動機」のほうが強い。困っている人がいる限り頑張れるから。
・利他性の前提を作るために、どんな奴とも仲間を作る力が大事。
・家族に貢献する男と比べて、仕事のために家族を犠牲にした男は燃え尽きやすい。
動機の重要さ
・動機付けが大事。真理や正義を知っているだけではダメ。
・大事なのは、「真理よりも内なる光」「知識よりも動機付け」「理にかなっていなくても何かを望む力」
確かに、彼の言う通り、「動機」が大事だと思う。正しいことや倫理を知っているだけで、それに向かって動きたいという気持ちがなければ、意味はない。自分の心の中にやる気がないのに、外圧的に動かされる。これは、まるで命令のみを受け付けるロボットのようだろう。
自分の道を行く、やりたいことをする。これらの基本的なことのベースにあるのが、「動機」だと思う。動機こそが、自分の人生の方向を決めると言ってもいい。
自分は何を望んでいるのか、これをたまには振り返ってみるのがいいだろう。忙しい毎日だからこそ、自分の内なる声と向き合うべきかもしれない。
最終目標
・最終目標を立てられるような経験を積め。
・人間関係の経験がないと、人間関係の中での幸せを識別できない。
これは、自分のやりたいことに優先順位をつけるということだと思う。人は皆価値観が違う。自分が何を大事だと思うのか、この価値観の優先順位も人によって違うだろう。
だからこそ、人と比較せず、自分が自分の人生で本当に成し遂げたいことを自分で作る必要がある。それが、彼の言う最終目標だ。
これだけは成し遂げたい。
こんな状態で人生をすごしたい。
こういった最終目標さえできれば、余計な価値観に振り回されなくなる。自分のことは自分のこと、他人のことは他人のこと、と自分の人生に集中できるはずだ。
しかし!!!
問題が一つ。
そんな最終目標は、どうやったら見つかるのか?
「自分の人生にはこれだ!!」とどうした確信できるのか?
確信するためには、自分でいろいろな経験を積むしかないという。
何が幸せなのかを確認するためにも、人間関係の中で経験を積んでいくしかない。
利他性
・人間は、利己的な動機よりも「利他的な動機」のほうが強い。困っている人がいる限り頑張れるから。
これには、いくつかの心理学的な研究成果があるという。確かに、人間は社会的な動物である。だから、人のために動ける動機を持つ性質が残るように進化してきたというのは、納得できる。
普段の生活レベルの話でも、人の笑顔のために頑張れる人は多いだろう。
「お客様の笑顔が仕事でのやりがい」という人もっても多いと思う。
やはり人を幸せにすることで幸せを感じることが強い。だからこそ、「利他的」な動機を持つことが、自分の人生にとって有効になる。自分の人生の最終目標と「利他的な動機」が噛み合うべきなのだろう。
これが、「人を幸せにすることで幸せになる」ことのススメだ。
人を幸せにすることに幸せを感じない人もいるのでは?
しかし、きになることが一つ。宮台真司の主張の根拠、公理として、「人は人を幸せにすることに幸せを感じる」というものがあると思う。
人を幸せにすることに、あまり幸せを感じない性質のひともいるのではないか?
例えば、職人気質や研究者気質などの人。これらの人は、自分の興味関心を満たすことが自分の幸せなのではないか?
その幸せに他人の幸せはあまり関係がない。
ただ、これにもやはり程度の問題がある。
「人を幸せにすることに幸せを感じる、感じない」
感じるか感じないか、という2択できっぱりとは分けられない。ここら辺が、主張の根拠として難しいところだ。さらに、いろいろな人の議論を聞いてみたい。
関連記事
まとめ
彼の最近の主張は、以下の本がわかりやすい。おすすめ。
画像クリックでAmazonへと飛べます。